基礎解説仮想化とは?
仮想化とは、コンピュータやネットワーク、ストレージ、アプライアンスなどを物理的なシステム構成で管理するのではなく、論理的なシステム構成で管理することを指す。最初に仮想化技術が普及し始めたのはサーバの世界だ。仮想サーバを導入すると、1台のサーバの中に複数の論理サーバを設定でき、あたかも複数のサーバが同時に稼働しているように使うことができる。同じ技術を元に、ストレージやデスクトップの分野にも仮想化技術が導入されるようになった。デスクトップ仮想化では、サーバ上に仮想化したクライアントOSを集約し、ユーザーはさまざまなデバイスを使って、LANやインターネットなどのネットワーク経由で仮想クライアントOSを利用できる。また、ストレージ仮想化では、システムの中に点在するストレージ(サーバ内蔵ストレージやNAS、SANなど)を単一の論理空間(ストレージプール)で仮想的に統合する。ネットワークの仮想化技術では、ソフトウェアで通信経路を制御するSDN(Software Defined Network)や、仮想化技術を使ってネットワーク機器の機能をソフトウェア的に実装するネットワーク機能仮想化(NFV)などの技術開発も盛んに行われている。
「仮想化ソフトウェア 比較」に関する記事情報
業務に必要なPC環境を検討する上で、多くの企業が選択肢の一つとして考えるであろう、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)をはじめとしたクライアント環境の仮想化。今回は、クライアント仮想化ソフトウェアやDaaSなどのクライアント仮想化サービス、モバイル仮想化ソリューションなどの動向を踏まえながらクライアント仮想化の勘所について見ていく。
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出荷金額が前年比111.8%増の約21億6200万円、2008年度は51.7%増の約32億7900万円と予測されるサーバ仮想化ソフトウェア。シェア情報を紹介する。
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