基礎解説運用管理とは?
運用管理とは、ITシステムを少しでも効率よく運用していくための仕組みのこと。例えばサーバを数台導入するだけなら、どのサーバにどんなアプリケーションやデータベースがインストールされているのかを把握しておくことは難しい話ではないが、あらゆる部門で複数のサーバとアプリケーションが多数稼働するようになると、とてもシステム管理者の頭の中だけで把握しておくことは難しく、サーバ管理やネットワーク管理、パフォーマンス診断、ファシリティマネジメントといった個別の管理ツールが必要になる。しかし、システム規模が大きくなってきたり、システム構成が複雑になってきたりすると、管理ツールの操作にも手間取るケースが出てきてしまう。そこで、ITシステム全体の稼働状況などを統合コンソールから共通化されたオペレーション環境で一元管理するための仕組みが必要になり、その結果、運用項目ごとに導入する単体の運用管理ツールと、システム全体を管理する統合運用管理ツールが製品化されるようになった。
「運用管理」に関する記事情報
IT運用管理がコストセンターと見なされた時代から、DXへの転換が求められる時代へと変化している。さまざまな負担が毎日押し寄せる情シス部門は人材不足かつ多忙で、新たな取り組みに時間を割く余力がない。現状を打破する解決策はあるのか。
仮想化基盤として企業での導入検討が進んでいるHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)。運用管理や拡張性の面でメリットが得られるHCIについて、企業における利用状況や今後の成長率について概観しながら、最新動向を見ていく。
SDNを中心とするネットワーク仮想化/自動化市場について、昨今の情勢からオフィスへの出社を制限する企業も増えていることから、リモート環境を含めたネットワークの柔軟な運用管理を可能とするネットワーク仮想化ソリューションのニーズは今後増加するだろう。本稿では、ベンダー別シェアとネットワーク仮想化に対する取り組みについて概観する。
2~3年ほど前から大手ベンダーが提供し始めた「Device as a Service(DaaS)」。まだ誕生して間もないサービスで、ユーザー企業の理解も漠然(ばくぜん)とした状態だ。単に「PCの運用管理を丸投げできるサービス」と考えられているようだが、DaaSの本質的なメリットはそこではないという。
1人情シスでも事業所とクラウドとの間をVPNで安全に接続して運用できるアウトソーシングサービスが登場した。接続設定もウイルスチェックも任せられる。
2017年のITシステム/サービス管理ソフト市場規模は約2707億円だった。企業はクラウドの運用管理の効率化に向けて投資を拡大している。シェア1位となったベンダーとは?
急成長を続けるハイパーコンバージドシステム。市場から求められる理由とともに主要ベンダーの動向について徹底解説する。
「セキュリティ人材がいない、雇えない」。そんな悲鳴に答える新たな選択肢とは。UTMを導入し運用管理をアウトソースするとどうなるのか。
運用管理の課題は、いつどのレポートを見ても同じで変化はない。レガシーなシステムを得意としてきたIBMもクラウドネイティブを意識して、判断の自動化、最適化など、人間の行動を軸に運用管理ツールを見直し中だ。
「運用管理」に関するIT製品情報
株式会社ダイレクトクラウド
ファイルサーバーを超えた厳格かつ柔軟な運用管理で 場所を選ばない働き方を実現する「DirectCloud」。脱ファイルサーバーでビジネスは変わる。
株式会社クオリティア
IT利活用を効率よく運用管理していくためのシンクライアント環境導入。しかしクライアント型メールソフトの個人用フォルダがすぐにあふれてしまう。この問題の解決策は?
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