基礎解説ERPとは?
ERP(Enterprise Resource Planning)は“統合基幹業務システム”と訳され、ヒト・モノ・カネといった企業の所有する資源を統合的に管理し、最適化するためのシステム。全業務共通のデータベースを構築し、それを中心に各業務システムがシームレスに連携する。具体的には、企業の基幹業務を統合的に管理するためのERPパッケージを指し、会計、人事、給与、販売管理、生産管理、在庫管理などの各機能を提供する。
「erp クラウド」に関する記事情報
「導入に時間もコストもかかるERPは大企業が利用するもの」「中小企業は導入しづらい」というイメージを持たれがちだったERP。基幹系システムもクラウドシフトが進む中で、ERPの利用状況はどう変化したのだろうか。
ひと昔は「ERP」と言えば、導入に莫大な人的、経済的コストがかかり中小企業には無縁のものと考えられがちだったが、業務システムのクラウドシフトが進む今となっては、数十人規模の中小企業でも導入できるライトなERPを利用できる時代になった。
2021年にSAPが発表した「RISE with SAP」は、クラウドシフトを加速させる。ここで改めてERPの現状と未来、トレンドを分析し、RISE with SAPや関連サービスBTPの活用事例を紹介する。
クラウドERPとは、企業の基幹業務を担うERP(Enterprise Resource Planning)システムをクラウドで提供するもの。ERPのモダナイズは「2025年問題」とも関連し、企業の喫緊の課題となっている。
企業の間で“脱オンプレ”の動きが進む。NECはサイロ化した基幹システムの刷新において、クラウドの道を選択した。当初は、SAP ERPからオンプレミスのSAP S/4HANAへの移行を検討していたが、それを振り切って完全クラウドシフトを決意した。
「ERPはオンプレミス」はもう過去の話だ。企業は短期導入や運用負荷軽減といったメリットに関心を寄せ、ERPもクラウド化が進みつつある。みんなの銀行もその“波”に乗った1社だ。
SAPユーザーのクラウド移行に主要プロバイダー3社がそろってシステム移行で協力する。2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」に取り上げられたことで注目を集める基幹業務システムの「2025年の崖」。渦中の古いSAP ERPユーザーも「崖」から救うか。
主要パッケージ製品やバックエンドのサーバ製品の保守サポート終了やクラウドサービスの隆盛など、ERPを取り巻く環境は節目を迎えつつある。加えて工数やコストを抑えて導入できるクラウドERPの選択肢も増えてきた。約1年前の調査と比較して変化はあっただろうか。
ERPの導入やリプレースは企業全体の業務に関わるため、慎重に検討する必要がある。「部分導入か全体導入か」「基本機能だけで運用できるか」など考えるべき点は多い。本稿では導入前の確認ポイントを整理したい。
ERPは企業の基幹システムであり、企業経営と密接に関係するものだが、そのERPもサービスを利用する流れにシフトしつつある。企業がクラウドERPに注目する理由と、基礎解説、導入のポイントについて探っていきたい。
「erp クラウド」に関するIT製品情報
GRANDIT株式会社
全社横断での働き方改革や業務の生産性向上に効果があるERPをもっと手軽に、もっと便利にご利用いただける中小企業向け新サービスが誕生。(2021年10月提供開始)
日本オラクル株式会社
短期導入・低価格のOracle NetSuiteで、スプレッドシートで管理していた財務、顧客、在庫、事業分析などを一元化して、業務効率化や経営の可視化を可能にする。
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