生産性やコストはどれだけ変わる？　調査で見えたHCIのビジネス価値の全貌

要約

　データセンターのサイロ化を解消し、IT環境の俊敏化を推進するものとして利用が拡大しているソフトウェア定義型インフラ。これをサポートするテクノロジーの1つが、ハイパーコンバージドインフラ（HCI）だ。既に確固たる地位を確立している企業は、高度に自動化されたスケールアウト型のHCIソリューションを導入し、さまざまなビジネス価値を得ている。

　IDCの調査によると、HCIへの投資により、アプリケーションのパフォーマンス向上や開発チームの生産性向上、インフラコストの最適化などを実現している企業は、平均で年間533万米ドルもの価値を生み出している。これは、5年間で489％のROIとなり、投資に対してほぼ1対6のリターンを得ていることを意味する。

　本コンテンツでは、HCI導入により大きな成果を挙げている7社を対象に行った調査の結果を基に、そのビジネス価値を明らかにする。IT投資に厳しい目が向けられる今だからこそ、適正な投資コストで最大限の効果をもたらすHCIは、競争力強化に不可欠であることが理解できるはずだ。