調査リポート
「EAIツール」シェア(2006年度):シェア情報アーカイブ
富士キメラ総研の調べによると2012年までに約5〜15%の市場成長率が見込まれているEAIツール。市場シェア情報を紹介する。
富士キメラ総研の調べによれば、EAIツール市場は大規模なシステム統合ツールというイメージやコスト高から普及が滞っていたが、低コストで段階的な統合が可能なESB(Enterprise Service Bus)製品の需要拡大やIT投資の増加、SOAのインフラ製品としてのニーズなどから、再び盛り上がりを見せている。
市場全体の推移(金額ベース)は、SOAの考えに対するユーザーの理解が進んだことによりインフラ製品としての認知度や需要が高まることから今後拡大期を迎えるものと見られており、市場は2007年から2012年までに約5〜15%の成長率が見込まれている。
主要ベンダーでは、EDIやSOA関連の機能強化が行われているほか、低コストで連携/統合を実現する製品が提供されている。
EAIツールの市場占有率は、金額ベースではアプリケーションサーバを基盤としてSOAへと展開するベンダーのシェアが高く、数量ベースではEAIやESB専業ベンダーのシェアが高い。また低コスト製品の実績が高まっており、ESBツールベンダーが数量ベースでの上位シェアに食い込んでいる。
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