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「暗号化ツール」シェア(2006年度)シェア情報アーカイブ

ミック経済研究所の調べによると、2007年度は前年比10.1%増の市場成長率が見込まれる暗号化ツール市場。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、暗号化ツール市場は、個人情報保護法や日本版SOX法、PCの盗難/紛失による情報漏えい事件などに対応するために注目されていることから、2006年度は前年比2.1%増の153.5億円、2007年度は前年比10.1%増の169億円への成長が予測されている。

 2007年度の市場占有率(出荷金額ベース)は、暗号化ツールの草分け的存在である「秘文」を展開する日立ソフトが33.7%を獲得し、2006年度に引き続きシェア1位を維持するものとみられる。同社は、ポイントセックとの協業により、HDD全体を暗号化する製品やWindows Mobile対応製品の展開を開始しており、ラインアップの拡充を図ることでブランドイメージの強化を進めている。

 2位には、HDD全体の暗号化と、全てのクライアントPCの集中管理機能を提供する「SafeBoot」を展開しているマクニカネットワークスが続き、市場の16.6%を獲得すると予測される。3位のNECは、さまざまなセキュリティ製品を連携可能とする「協調型セキュリティ」戦略を実現させている「InfoCage」を提供しており、8.9%を獲得すると見込まれる。

 なお2007年にポイントセックを統合したCheck Pointは、NECソフトやメトロ、サイバネットを代理店として展開しており、統合して集計した場合には順位の変動が予想される。

「暗号化ツール」シェア(2006年度)
(出典:ミック経済研究所)

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