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「フォレンジック」シェア(2007年度)シェア情報アーカイブ

ミック経済研究所によると2007年度の市場規模は38.6%増の30億円弱になると予想されているフォレンジック市場。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、フォレンジック市場は個人情報保護法の全面施行や日本版SOX法への対応、内部統制意識の高まりによる認知度の向上もあり、市場規模は2006年度が前年対比30.3%増の21.5億円、2007年度は38.6%増の30億円弱になると予想される。提供形態はアプライアンスが中心であるが、近年はサービスでの提供も立ち上がりつつある。

 市場占有率を見ると、2006年度の出荷金額ベースでは三菱スペース・ソフトウェアが30.2%で1位、2位の住商情報システムが23.3%、3位のネットエージェントが20.9%と、市場の先行ベンダーが上位を占める形になっている。

 三菱スペース・ソフトウェアが投入している「MSIESER」は、保存データの暗号化などデータ蓄積部分の機能の豊富さが特徴で、対応プラットフォームが従来の日本HP製に加え、日本IBM製にも拡充されている。住商情報システムの「NetDetector」は、IPv6への対応が特徴で、HTTPSも再現可能である。また、価格帯が500万円から2000万円までとラインアップが豊富である。ネットエージェントの「PacketBlackHole」は、95万円からという低価格性で差別化を図っている他、同社はフォレンジックサービスも新たに開始している。

「フォレンジック」シェア(2007年度)
(出典:ミック経済研究所)

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