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「シングルサインオン」シェア(2006年度)シェア情報アーカイブ

ミック経済研究所の調べによると、2007年度の出荷金額は8%増と、堅調な伸びが見込まれているデータマイニング。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、シングルサインオン製品市場は個人情報保護やセキュリティを目的とした導入の増加により、順調に拡大を続けている。当初は企業内のアプリケーションの増加に伴い、ID/パスワード入力に対する利用者の利便性を目的とした導入が中心となり拡大してきたが、現在は内部統制強化対策として、ID管理やワンタイムパスワードなど、他の認証製品とともにアクセスコントロールを実現するソリューションとして注目され始めている。

 こうしたニーズをうまく取り込み、効果的な提案に成功しているベンダーを中心に市場が拡大しており、2007年の市場規模は前年対比18.3%増の71億円となるものと見込まれている。その後2011年まで、前年対比9.9%〜3.4%増の成長が予測されている。

 主要ベンダーが主なターゲットとしてきた大規模企業への導入は一段落しつつあり、中堅企業向けに製品の拡販を図るベンダーや、携帯電話を利用したB to Cの分野などで売上を拡大しているベンダーなどが市場占有率を伸ばすものと見込まれている。シングルサインオンへのニーズは今後も増加するとみられるが、中堅規模のユーザーへと裾野が広がることで、これまでよりも小規模な案件が増加すると予測されている。

 一方で、企業間のシステムを連携させて一括でサインオンするフェデレーション対応のニーズが高まると予測され、今後はこれらの導入が促進されることで全体市場が活発化するとみられる。

「シングルサインオン」シェア(2006年度)
(出典:富士キメラ総研)

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