調査リポート
「ID管理」シェア(2007年度):シェア情報アーカイブ
2007年度の国内出荷金額は前年比28.1%増の88億円と、急速に拡大している「ID管理ツール」。シェア情報を紹介する。
アイ・ティ・アールの調べによれば、ID管理市場の2007年度の国内出荷金額は前年対比28.1%増の88億円と、急速に拡大している。内部統制やコンプライアンス対応強化のため、アクセス管理環境を見直し、ツールの導入を行う企業が増えていることが大きな要因となっている。
市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、2007年度は日本HPが15.9%で1位、2位の日本CAが11.4%、3位のサン・マイクロシステムズが10.8%、4位の日本IBMが9.1%とわずかな差で続いている。
日本HPは、大手金融機関を中心とした大規模Webシステムでのシングルサインオン用途で導入実績を伸ばし、首位を獲得した。また日本CAは、買収などで急速に製品ラインアップを強化しており、多彩なソリューションを提供することで2位となった。
今後も、ユーザーの利便性向上やIT管理コストの削減、セキュリティポリシーの順守といったメリットをもたらすID管理製品は、引き続き高いニーズにより、2008年度も前年を上回る伸びを示すと予想されている。
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