調査リポート
「ビデオ会議(専用端末タイプ)」シェア(2007年):シェア情報アーカイブ
2001年から急拡大し、2004年には70億円、2007年は82億円になると見込まれているビデオ会議(専用端末タイプ)。シェア情報を紹介する。
シード・プランニングの調べによれば、国内のビデオ会議(専用端末タイプ)市場は2000年には38億円であったが、2001年から急拡大して2004年には70億円に達し、2007年は82億円になると見込まれている。
市場占有率(金額ベース)を見ると、2007年の見込みはポリコムが39.0%で1位、2位のソニーが34.1%、3位のタンバーグが11.8%で、上位3社で約7割〜8割を占めている。ポリコムは台数、金額とも1位だが、ソニーが激しく追い上げており、シェア逆転の動きが見られる。その他のメーカーでは、アエスラ(イタリア)の販売実績が伸びている。
2002年からはWeb会議の参入企業が増加し、専用端末タイプ、Web会議(SIタイプ、ASPサービス)、音声会議と、ユーザーの使い分けがみられるようになった。どの種類の市場も増加しているが、専用端末タイプ、Web会議、音声会議などをあわせた全体の市場の中で2005年には9%に過ぎなかったWeb会議が今後拡大していくと予測されており、2012年には28%と、専用端末タイプとほぼ同じ市場規模が見込まれる。また、2014年からは専用端末タイプがWeb会議に逆転され、2017年では全体の6割をWeb会議が占めるとみられている。
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