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「UML」シェア(2007年度)シェア情報アーカイブ

2007年度の国内出荷金額が前年比9.9%増の9億円、2008年度も前年比13.3%増と見込まれ、拡大傾向にある「UML」。シェア情報を紹介する。

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 アイ・ティ・アールの調べによれば、UML(Unified Modeling Language)市場は、2007年度の国内出荷金額が前年対比9.9%増の9億円と順調に推移し、2008年度も前年対比13.3%増と見込まれ、拡大傾向にある。

 以前のブームとなったころに比べると、現在市場の伸びは鎮静化し、高額な商用製品の導入は一巡したものの、モデル駆動開発(MDD)の価値を重視して設計支援ツールを活用するニーズは衰えておらず、UML市場は堅調に推移するとみられる。

 市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、2007年度は日本IBMが42.2%で1位、2位のテレロジックが16.7%、3位のSparx Systems(国内販売元:スパークスシステムズ)が11.1%、4位のチェンジビジョンが10.6%と続いている。

 日本IBMは、知名度の高い「Rational」により前年対比19%増の伸びを見せ、年々シェアを拡大している。また、テレロジックが2008年4月にIBMに買収されたため、同市場では今後さらに日本IBMのリードが続くとみられる。

 Sparx Systemsの「Enterprise Architect」は、UML人気の低下とともに伸びにも陰りが出始めたが、3位を維持している。チェンジビジョンは、後発ながらパートナー販売体制の整備により、前年対比20%増強の伸びを見せ、小差の4位につけている。

「UML」シェア(2007年度)
(出典:アイ・ティ・アール)

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