「DHCP」シェア(2007年度):シェア情報アーカイブ
2007年度のDHCP市場は前年対比90.5%増の出荷金額12億円で、2008年度は77.5%増の21.3億円と予想されるDHCP。シェア情報を紹介する。
ミック経済研究所の調べによれば、2007年度のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)市場は前年対比90.5%増の出荷金額12億円で、2008年度は77.5%増の21.3億円と予想される。
また、2007年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、Infobloxが58.3%で1位、2位のインフィニコが31.7%、3位のソリトンシステムズが10.0%と続いている。各社ともDHCP機能をアプライアンスで提供している。
Infobloxは、DNS(Domain Name System)、DHCP、RADIUSなどのコアネットワークサービスに対し、無停止で分散配置、集中管理が可能な環境の提供をコンセプトとして「Infoblox」シリーズを販売している。今後、ネットワークサービスの冗長化が整備されると本格的に市場が立ち上がるものと見ており、引き続き市場をリードするとみられる。
インフィニコは「Netwyvern」シリーズを販売しており、他社製品との連携拡充や統合管理機能の強化で大規模から中小まで規模を問わない幅広い層への定着を目指している。
ソリトンシステムズは従来販売しているプライベートCA(認証局)を搭載したEAP(Extensible Authentication Protocol)認証アプライアンス「Net’Attest EPS」の技術を基に、DHCP製品「Net’Attest D3」を発売し、2007年より同市場に参入した。内線のIP電話化や無線LAN導入を推進している企業や従来固定IPアドレスで運用している企業をターゲットに定着を図る。
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