調査リポート
「データベース管理システム」シェア(2007年度):シェア情報アーカイブ
2007年度の出荷金額は、前年比11.3%増の35億円と高い成長を示し、今後も堅調な伸びが予想されるデータベース管理システム。シェア情報を紹介する。
アイ・ティ・アールの調べによれば、DBMS(データベース管理システム)市場の2007年度の出荷金額は、前年比11.3%増の35億円と高い成長を示している。
市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、2007年度は日本オラクルが22.4%で1位、2位のNECが14.1%、3位の野村総合研究所が8.7%、4位のインサイトテクノロジーが7.9%、以下、BMCソフトウェアの7.5%、富士通の7.1%、日立製作所の6.6%と続いている。
これまで市場を構成するベンダーは多岐におよびシェアが拮抗(きっこう)していたが、2007年度は日本オラクルが運用管理製品の販売に力を入れ始めたことで、前年比174%増と大きく売り上げを伸ばし、NECに8ポイントの差をつけて首位となった。日本オラクルでは、DB以外のアプリケーションやサーバ、ストレージといったインフラ領域まで管理機能を拡大し、DBアプリケーションを運用するための総合的な管理ツールとして販売を強化したことで、シェアを拡大している。
データベース管理システムの需要は高まりつつあり、今後も堅調な伸びが予想される。日本オラクルはRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)市場で大きなシェアをもつ強みから、今後さらにシェアを拡大することが予想される。
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