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「ECMパッケージ」シェア(2008年度)シェア情報アーカイブ

内部統制に絡む情報漏えい対策などにより市場拡大を続け、2008年度は46.9億円に成長するとされるECMパッケージ。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、2007年度のECM(Enterprise Content Management)パッケージ市場は、内部統制に絡む情報えい対策などのニーズから需要が高まり、前年対比19.7%増の出荷金額36.5億円に拡大した。

 製品動向としては、リポジトリの一元管理化と、コンテンツに合わせた管理機能の強化を目的にプラットフォーム化が進んでいる。今後は、プラットフォーム化された製品向けにアプリケーションサービスの付加が進むことで市場は拡大し、2008年度も28.5%増の46.9億円に成長すると見込まれる。

 2007年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、オープンテキストが26.3%で1位、2位の日本IBMが25.5%、3位のEMCジャパンが23.6%と小差で、4位には日本オラクルが15.1%で続いている。

 オープンテキストは、安全な一元管理、共有に加えアーカイブ保管が特長の「Livelink ECM」をコンサルティングまで含むソリューション提案で大型案件に結び付けた。日本IBMはパートナーとの連携ソリューションを拡充することで売り上げの拡大を図る。

 EMCジャパンは、2007年9月にプラットフォームの再構築と位置付けた「Documentum6.0」を、2008年9月には付加アプリケーションに注力した「6.5」を発売した。日本オラクルは、金融業と製造業で顕著に売上を伸ばした。両社とも、他製品との連携も強化し、今後大きく売り上げを伸ばすとみられる。

「ECMパッケージ」シェア(2008年度)
(出典:ミック経済研究所)

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