調査リポート
「SNS構築パッケージ」シェア(2007年度):シェア情報アーカイブ
顧客との関係強化を目的に大手企業がマーケティングツールとして導入を進め、大きく伸長した「SNS構築パッケージ」。シェア情報を紹介する。
ミック経済研究所の調べによれば、SNS(Social Networking Service)構築パッケージ市場は、顧客との関係強化を目的に大手企業がマーケティングツールとして導入を進めたことで、2007年度出荷金額が前年対比54.2%増と大きく伸長した。提供形態別では、ASP/SaaS(Software as a Service)が72.7%増とけん引している。
市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、販売単価は下がりながらも導入企業や団体数を着実に増やしたビートコミュニケーションが32.4%で1位となった。各社員のエコ活動を登録数値化するサービス「エコスタイル」は、環境対策が求められる企業にポイント制といったゲーム感覚を提供することで他社との差別化を図っている。
2位のループス・コミュニケーションズは、大手企業が本格的に導入を進めたことで出荷金額が前年対比3倍となり、シェア28.4%と大きく拡大した。SNSをプラットフォームとしたECや商品開発といったサービス設計、サポートを進めることで、2008年度も前年対比47.6%増の出荷金額が見込まれている。
3位には、立上げ時から運営面までのサービスを一括で提供するASP「コミコミコミュニティ」の好調なケイビーエムジェイが13.5%で続いている。
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