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「Web会議システム(ASP)」シェア(2008年度)調査レポート

ブロードバンド環境の整備により、会議以外への用途拡大が要因となって成長を続ける「Web会議システム(ASP)」。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、Web会議市場は、コンタクトセンターやヘルプデスクにおける顧客へのサービスレベル向上、研修や教育目的の導入など、ブロードバンド環境の整備に伴う会議以外への用途拡大が要因となって成長している。導入コストを抑え、サーバ運用を事事業者に任せられるASPの提供が拡充されており、提供形態別で見ると2007年度にはASPの出荷金額がパッケージライセンスでの出荷金額を上回った。

 ASP市場は、2007年度の出荷金額が前年対比32.4%増加しており、2008年度はさらに36.5%の増加になると予想される。また、2007年度の市場占有率を見ると、2007年3月にシスコシステムズによる買収が発表され、販売チャネルが拡大したことで43.8%増の成長を見せたウェブエックス・コミュニケーションズ・ジャパンが、シェア19.1%で1位となった。2008年度もシスコのIPフォンなどとの連携を強化し、全社導入案件を増やすことで、54.3%の増加を見込。

 2位には、17.4%を獲得したブイキューブが続いた。ブイキューブでは、eラーニングやセミナー用途に注力して製品ラインアップを拡充した。3位のNTTアイティは、ASPの拡充により中堅中小企業へ拡販したことで、出荷金額が41.4%増となり、シェア17.0%を獲得した。実績が増えたことでさまざまなソリューション提案が可能となり、2008年度も31.7%増と順調に売上を拡大する見込みである。

「Web会議システム(ASP)」シェア(2008年度)
(出典:ミック経済研究所)

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