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「ワンタイムパスワード」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

2009年度は、2008年度対比7.4%増の72.5億円と見込まれる「ワンタイムパスワード」市場。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、ワンタイムパスワード市場は、2008年度の市場規模が67.5億円、2009年度は前年対比7.4%増の72.5億円と見込まれる。以前から市場を形成してきたリモートアクセスやWindowsログオンでの認証強化ニーズに加え、近年はインターネットバンキングなどB2Cでの利用も定着しつつある。

 BtoEでの利用でも、コンプライアンス対応として全社的導入が増加している他、在宅勤務の普及など社会背景とともに需要が高まっており、拡大傾向は続く。また、運用管理の負荷軽減を目的としてソフトウェアトークンへの需要も高まっている。

 2008年度の市場占有率を見ると、大規模企業での採用を中心に業績を堅調に推移させてきたベンダーが、数量ベースで67.6%、金額ベースで72.6%を獲得し、ともに1位となった。同社では、スマートフォン対応の需要も立ち上がりつつある。

 金額と数量で2位のベンダーも大規模企業における採用増の他、文教分野での採用もあり、幅広い業種での利用が進む。特に複数拠点を持つ企業でのリモートアクセスで評価が高く、運用管理の負荷軽減策として既存の認証方式からの乗り換えも増加した。

 3位のベンダーは、大学や製造業、金融機関大手での採用などが進んでおり、やはり拡大傾向にある。パートナー販売の立ち上がりから大手企業の評価導入も増加しており、今後の利用拡大も期待される。

「ワンタイムパスワード」シェア(2009年度)
(出典:富士キメラ総研)

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