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「サーバ仮想化パッケージ」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

データセンタの省電力化やサーバの統合化により拡大している「サーバ仮想化パッケージ」市場。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、サーバ仮想化パッケージ市場は、2008年度の出荷金額が91.6億円となり、前年対比56.6%増と大きく拡大している。急激な拡大の要因は、データセンタの省電力化や、サーバの統合化、運用管理コストの削減ニーズが高まっているためと考えられている。

 また、サーバ仮想化ソフトの認知度の急速な高まりを受け、部分的/試験的な導入から、全社的な採用の動きが加速している。2009年度の市場規模は、案件規模の拡大により前年対比31.8%増の120.7億円と予想される。

 2009年度の市場占有率(ベンダー出荷金額ベース)を見ると、ヴイエムウェアが92.8%で1位となった。案件規模の大型化が進んでおり、高い伸びが見込まれている他、1CPUあたり2万円で導入可能な製品も提供しており、中小企業での導入も加速させている。

 2位には、ハイパーバイザー型とコンテナ型の2種を展開するパラレルス(旧SWSoft)が6.6%で続いている。他社の仮想化環境の管理を視野に入れたツールなどの充実も図っており、引き続き高い伸びが見込まれている。

 XenSourceを買収したシトリックスシステムズは、マイクロソフトに続いて製品の無償化に踏み切った。そのためマイクロソフトやシトリックスは、パッケージライセンスで見る市場ではシェアを形成していないが、シトリックスは各種有償サポートサービスを、マイクロソフトはオプション製品を提供している。

「サーバ仮想化パッケージ」シェア(2009年度)
(出典:ミック経済研究所)

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