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「スマートフォン」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

数量が前年比54.2%と、大きく拡大した2009年度の「スマートフォン」市場。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、2009年度のスマートフォン市場は、数量が185万台で前年比54.2%増、金額が930億円で前年比47.4%増であった。スマートフォンはデータ通信利用拡大と携帯キャリアの収入向上に寄与していくことから、キャリア全体における位置付けも高まっていくことが予想される。一方、端末メーカー側でも、汎用OS(プラットフォーム)採用による開発負担軽減とコスト抑制につながるスマートフォン対応を一層進めていくみられる。また、海外進出拡大も見込まれる。

 2009年度の市場占有率(金額ベース)を見ると、2008年度にトップシェアとなったベンダーが、2009年も69.4%を獲得して引き続き1位となった。2010年には、新OS・チップを搭載し、性能・機能を向上させた新機種を投入し、さらに販売台数を拡大するとみられている。2008年度に発売した機種の買い替え需要も期待されている。

 スマートフォンはケータイメールやワンセグ、おサイフケータイに未対応であったが、2010年度製品から、これら日本独自の機能への対応が予定されている(本レポート調査時)。また、キャリア独自のアプリケーションマーケットの拡充やキャリア決済への対応も図られている。

 音声端末の主流は従来の携帯電話のままとみられるが、スマートフォンラインアップの拡大(年間10〜20機種程度増加、各数十万台)によって、当該市場は拡大していくことが見込まれる。

「スマートフォン」シェア(2009年度)
(出典:富士キメラ総研)

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