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「統合ログ管理ツール」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

2009年度の市場規模が、前年比23.5%増の42億円であった「統合ログ管理ツール」。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、2009年度の統合ログ管理ツールの市場規模は、前年比23.5%増の42億円であった。

 2009年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、RSAセキュリティが11億円で、26.2%を獲得した。同社は、2007年7月から販売している「RSA enVision」を重点製品と位置付け、パートナーとの共同セミナーで啓発活動を積極的に行っている。2009年度は不景気の影響で苦戦したベンダーが多い中、前年比で50%以上増になった。要因として、今まではエントリーモデル中心の実績であったのが、金融業界でハイエンドモデルの複数台導入が急増し、1案件規模が大型化したことが挙げられる。

 2位には、東京エレクトロンデバイスが前年比横這いの6.5億円、15.5%で続く。企業の中でイベントデータをいかに有効活用・運用して、プラスの方向に持っていけるかをコンセプトに展開している。また、EMC、日立製作所、富士通のストレージとのインテグレーションを提案するなど、プロダクトカットからソリューションカットでさまざまな製品との組み合わせで提案の幅を広げている。

 2010年度の市場規模は、前年比26.7%増の53.2億円になるとみられている。同市場は、内部統制やコンプライアンスの追い風需要から好調に推移しており、参入ベンダーも増加し競争が激化している。この結果、2010年度も引き続き成長が予想されるが、上位ベンダーはシェアの減少が予想されている。

「統合ログ管理ツール」シェア(2009年度)
(出典:ミック経済研究所)

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