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「Web会議」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

2009年度の出荷金額が前年比24.2%増の59.6億円となった「Web会議」。2010年度も市場拡大が見込まれる。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、Web会議システム市場の2009年度出荷金額は前年比24.2%増の59.6億円となった。パンデミック対策と経費削減がキーワードとなる中、高価な専用機器を導入するシステムより安価なことが同市場の成長につながった。2010年度も、引続きコスト削減ニーズが高いことなどから、前年比16.4%増と順調な市場拡大が見込まれる。

 提供形態別では、2009年度出荷金額のうちパッケージライセンスが55%にとどまり、SaaS/ASPが45%に迫っている。2010年度もSaaS/ASPは導入のしやすさを武器に前年比24.3%増に伸びるとみられる一方、パッケージ製品も大手企業が本格的に導入することなどから前年比10.1%増と順調な拡大が見込まれる。

 2009年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、ブイキューブが23.5%で1位となった。同社の「V-CUBE」は、交通費、移動時間、CO2削減量が一目で分かる「ECOメーター」を搭載し、コスト削減効果の見える化を図っている。

 2位にはNTTアイティが16.6%で続く。NTTビズリンクの「テレビ会議多地点接続サービス」との相互接続サービスを開発したことで、ビデオ会議ユーザーとWeb会議ユーザーが双方向でコミュニケーションできるようになり、遠隔会議システムの適用範囲の拡大などを訴求した。3位は15.3%のマイクロソフトで、Office製品、SharePoint Server、Exchange Serverとの連携による優れたユーザビリティなどが強みになっている。

「Web会議」シェア(2009年度)
(出典:ミック経済研究所)

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