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「ネットワークフォレンジック」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

内部統制に対する意識の高まりによる認知度の向上もあり市場規模が安定して推移している「ネットワークフォレンジック」。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、2009年度のネットワークフォレンジックの市場規模は、前年対比8%増の21.7億円であった。同市場では、近年の内部統制に対する意識の高まりによる認知度の向上もあり市場規模が安定して推移している。提供形態はアプライアンスが中心であるが、サービス提供も立ち上がりつつある。2010年度は前年対比11.1%増の24.1億円になると予測する。

 2009年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、ニクサンが前年対比8%増の5.4億円で、24.9%を獲得して1位になった。同社の「NetDetector」は、IPv6への対応やHTTPSが再現できること、Web、メール、Telnetなどのアプリケーションデータの再現などに強みを持っている。また、価格帯が500〜2000万円までとラインアップが豊富であることに加え、10GEでも通信の記録が取得でき高速ネットワークでも対応できる。今後は、ターゲット業界別のセミナーを実施するなどマーケティング活動を強化する計画である。

 「PacketBlackHole」を販売する2位のネットエージェントは、前年対比10.5%増の4.2億円で、シェアは19.4%であった。95万円〜といった低価格性での差別化の他、フォレンジックサービスも提供し販路の拡充を行っており、特にネットワークに強みのあるパートナーを増やしている。今後は、大手メーカーとOEMなどで製品連携させた販売も視野に入れている。

「ネットワークフォレンジック」シェア(2009年度)
(出典:ミック経済研究所)

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