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「ラーニングマネジメントシステム」シェア(2009年度)シェア情報アーカイブ

2009年度、前年比で微増にとどまった「ラーニングマネジメントシステム」。シェア情報を紹介する。

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 アイ・ティ・アールの調べによれば、2009年度のラーニングマネジメントシステム(LMS)市場は、前年比3.7%増(出荷金額ベース)の22億5000万円と微増にとどまった。この背景には、景気低迷の影響でLMSへの投資縮小がある。2010年度は景気が回復基調にあることから、同25.3%増と大幅な伸びとなると見込まれる。

 2009年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、早くからLMSビジネスを手掛け導入実績豊富な富士通が19.3%を獲得し、トップを堅持した。次いで9.8%のシステム・テクノロジー・アイが2位、9.3%のサムトータル・システムズが3位と続いており、いずれのベンダーもパッケージ製品の低迷をSaaSでの売り上げにより相殺した。

 2010年度以降、LMS市場における大きな流れとなるのは、SaaSによる提供のさらなる増加である。LMSは他の業務システムとの独立性が比較的高いため、SaaSとの相性がよい分野といえる。さらにコンテンツが充実し選択肢の幅が広がれば、中堅・大企業が導入していたLMSを中小企業も利用できるレベルになり、市場のパイが拡大することも期待される。

「ラーニングマネジメントシステム」シェア(2009年度)
(出典:アイ・ティ・アール)

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