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「BPMパッケージ」シェア(2010年度)シェア情報アーカイブ

2010年度の出荷金額が前年対比9.4%増の69.8億円であった「BPMパッケージ」。今後の市場予測踏まえ、シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、BPMパッケージ市場は、2010年度の出荷金額が前年対比9.4%増の69.8億円であった。2010年下期くらいから、業務プロセスの効率化ニーズによりBPMの引き合いが増え、主要ベンダーも体制を強化しており、市場は本格的な実装段階へ進展していくと予測される。

 2010年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、日本IBMが19億円で27.2%を獲得し1位となった。同社はBPMについて、LOB(Line of Business)に対して価値提供を行うことにフォーカスしている。そのために専任組織を発足させ、パートナーとの協力体制を整えている。また、2010年9月には、「IBM BPM Blueprint V7.1」をSaaS提供することを発表しており、BPM領域を強化している。2位には10億円で14.3%のソフトウェア・エー・ジーが続く。2009年度に大型案件があったこともあり、2010年度はマイナス成長となった。しかし2011年1月付でIDSシェアー・ジャパンを吸収合併し体制を強化しており、同社製品「webMethods」と旧IDSシェアー・ジャパン製品「ARIS Platform」は重複する部分が少なく、相互を補完する製品となっているため、統合による相乗効果が期待できる(本調査では2009年度にさかのぼってIDSシェアー・ジャパンの売り上げを合算している)。

 2011年度の同市場の出荷金額は前年対比15.2%増の80.4億円と予測されている。

「BPMパッケージ」シェア(2010年度)
(出典:ミック経済研究所)

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