調査リポート
「メール誤送信防止ツール」シェア(2010年度):シェア情報アーカイブ
2010年度、金額において34.6%増で7億円となった「メール誤送信防止ツール」市場。同製品のシェアはこちらから!
ミック経済研究所の調べによれば、メール誤送信防止ツール市場は、2010年度のメーカー出荷金額が34.6%増の7億円であった。現在、メール誤送信防止のニーズの高まり、認知度の高まりから市場は成長しており、かつ参入ベンダーも増加している。
2010年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、 エヌ・ティ・ティ・ソフトウェアが40.0%を獲得し1位だった。同社は情報漏えい対策コンサルやポリシー策定を行いながら製品提案を行うパートナーを開拓し、チャネルの拡大を行っている。また展示会やPRも積極的に行い、同市場における先行ベンダーとして確固たる地位を築いている。同社製品がNECビッグローブのメールサービスにも使われているため、SaaS系のチャネルにも広がっている。
次いで2位のトランスウェアが10.0%のシェアで続く。同社製品は、送信メールの一時保留、添付ファイルの暗号化、添付ファイルのWebダウンロード、メールの送信拒否などを1つの製品で実現し、添付ファイルのプレビューなど他社にはない機能を備えており、メールソリューションの専業ベンダーとして機能や使い勝手で差別化を図っている。
また2010年7月にクラウド型で初めての本格的なメール誤送信防止サービスの提供を開始しており、自社でのサービス展開を本格化させるだけでなく、サービスプロバイダーとの協業にも注力し、顧客の大幅な増加が期待できることから、2011年度は倍近い伸びを見込んでいる。
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