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「SMBのグループウェア」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

2011年のSMB(日本全国の年商500億円未満の中堅・中小企業)のグループウェア導入シェア情報を紹介する。

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 ノークリサーチの調べによれば、2011年のSMB(日本全国の年商500億円未満の中堅・中小企業)のグループウェア市場では、新規導入予定の製品・サービスの運用形態を導入済みの運用形態と比較すると、パッケージ化への遷移はほぼ終了段階に達した状況と推察される。ASP/SaaS形態については、導入済みでは6.5%、新規導入予定では11.8%と増加していて、ASP/SaaS形態のサービスを新規導入する割合が増えていることを示している。

 スマートフォンの活用については導入済みでは9.2%、新規導入予定では15.1%と比較的大きな伸びを示している。だが、既にPCのブラウザで外部から閲覧できる状態になっているグループウェアをPC用画面も閲覧可能なスマートフォンで利用しているという場合も少なくないと推測される。

 2011年の市場占有率(導入社数ベース)を見ると、「サイボウズOffice」「サイボウズガルーン」を提供するサイボウズが1位であった。2位には「Lotus Notes/Domino」を提供する日本IBMが続く。

 グループウェアは「慣れ」の観点からの製品・サービスの変更障壁が高く、製品・サービスのシェア変動が起きにくい。だが、グーグルの「Google Apps」については同サービスに占める2010年以降の導入割合が比較的高く、近年になっての新規導入が多い状況がうかがえる。今後新たにグループウェアを導入するユーザー企業に関してはASP/SaaS形態の選択が増える可能性は十分ある。

「SMBのグループウェア」シェア(2011年度)
(出典:ノークリサーチ)

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