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「ワンタイムパスワード」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

金融機関や一般企業での導入に加え、オンラインゲームの認証としても導入が進むワイタイムパスワード市場。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、2010年度のワンタイムパスワードの市場規模は、前年対比2.7%増の46.2億円であった。2011年度は、前年対比5.8%の増の48.9億円と予想されている。

 ワンタイムパスワードは、金融機関や一般企業問わず個人認証手段として導入が進んでおり、数%台の成長を見せる。SaaS/クラウドサービスを利用する際の認証手段やスマートフォンを社内利用する際の認証手段としてだけでなく、オンラインゲームを利用する際の認証手段としても導入が進みつつありゲーム業界で標準化の動きがある。また、震災以降、BCPの観点から在宅勤務に伴う社内システムへのリモートアクセスの際のセキュアな認証手段としての引き合いも増加していることから、新たな需要の発生も期待される。

 2011年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、「RSA SecurID」を提供するEMCジャパンが41.9%で1位を獲得し、今後も市場をけん引していくものと予想される。同製品はワールドワイドでも普及しており、認知度、実績ともに高い。

 2位には「SECUREMATRIX」を販売するシー・エス・イーが30.1%で続く。認証方式に利用者のイメージとワンタイムパスワードを融合させたマトリクス認証を採用していて、ハードトークンを必要としない認証であるため、管理が簡単でコスト削減を実現できる他、トークンの紛失の心配がないことを利点にして「RSA SecurID」との差別化を図っている。

「ワンタイムパスワード」シェア(2011年度)
(出典:ミック経済研究所)

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