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「国内携帯電話」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

2011年通年の出荷台数が3796万台となった「国内携帯電」市場。スマートフォン比率が64.7%まで伸びる同市場のシェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2011年通年の国内携帯電話出荷台数は、前年比5.0%増の3796万台となった。同年第4四半期の出荷台数は、前年同期比15.2%増の1065万台であった。これにより2四半期連続で1000万台超の出荷台数となった。

 プラス成長の要因として、スマートフォン需要の急拡大が挙げられる。スマートフォンは先進ユーザーから一般ユーザーに広がりを見せ、同四半期のスマートフォン比率は全体の64.7%となった。

 2011年の市場占有率(台数ベース)を見ると、シャープが20.1%のシェアを確保して1位。次いで、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現、富士通モバイルコミュニケーションズ)が18.8%を獲得し2位となった。

 第4四半期では、ソフトバンクモバイルとKDDIから同時発売された「iPhone 4S」がユーザーから圧倒的に高い支持を得たことにより、アップルが26.6%で国内市場では初のシェア第1位を獲得した。特に、ソフトバンク向けの出荷台数が過半数を占める結果となった。

 2位には18.3%で、「ARROWS」シリーズが好調であった富士通東芝モバイルコミュニケーションズが入った。前期トップのシャープは15.7%で3位に順位を下げた。

 スマートフォン需要は引き続き好調を維持する可能性が高いが、通信事業者間での販売奨励金の上積みによる販売競争の激化は、2012年後半に通信事業者の収益面においてマイナス影響を及ぼす可能性があると考えられる。

「国内携帯電話」シェア(2011年度)
(出典:IDC Japan)

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