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「サーバ」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

2001年以降、初めて成長率が前年を上回り、スーパーコンピュータ「京」が市場をけん引するサーバ市場のシェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2011年の国内サーバ市場は前年対比4.1%増の4691億円となり、2001年以降初めて前年を上回る成長率を記録した。出荷台数は12.5%増の62万台であった。また同年第4四半期(10〜12月)の出荷額は1030億円で、前年対比0.1%増加した。

 東日本大震災や円高、タイの洪水などのマイナス要因が多くあったものの、スーパーコンピュータの世界記録1位を獲得し、富士通が理化学研究所向けに出荷した「京」が市場の成長に大きく貢献した。しかし、京を除くと出荷額、台数ともにマイナス成長であった。

 x86サーバは情報サービス向けの出荷が堅調で、出荷額は前年比1.0%増となった。業種としては、携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、インターネット関連業種のサーバ投資が目立つ。

 2011年の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、富士通が27.7%となり5年連続で首位を獲得した。RISCサーバは京が大きく貢献した。ビジネスサーバは2001年以降マイナス成長が続いたが、新製品による更新需要もあり2011年はプラス成長となった。IBMは、前年に続いて2年連続のプラス成長となり、19.9%で2位を獲得した。同年第4四半期では、出荷した全ての製品分野でプラス成長となり、IBMが26.0%で1位を獲得した。

「サーバ」シェア(2011年度)
(出典:IDC Japan)

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