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「ECM」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

2011年度、49億円規模に達するECM市場。急増するコンテンツの管理や共有ニーズにより注目が高まる。シェア情報を紹介する。

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 ミック経済研究所の調べによれば、2011年度のECM(Enterprise Content Management)市場は、前年比7.6%増の49億3000万円となる見込みである。企業内で急増する各種コンテンツの管理、共有化、コラボレーションに対するニーズは年々増しており、情報共有基盤としてのECMの重要性はさらに高まる。

 2011年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、日本IBMが24.4%を獲得して1位になった。ECMの概念が認知されてきた他、企業が取り扱うコンテンツ量も急増したことから、安定した引き合いがきた。2011年度はシステム構築パートナーとの連携をさらに強化した。

 オープンテキストは22.3%で2位になる見込みである。主に操作性の改善とパフォーマンス向上という2つの観点から機能拡張を行い、同社の強みであるアーカイブ製品を中心にSAPとの連携を強化して需要の喚起を進めた。3位にはEMCジャパンが18.3%で続く。

 2010年度まではSaaS/ASPサービスの提供はなく、2011年度にパナソニックソリューションテクノロジーが提供を開始した。しかし、売り上げとしてはまだ小規模にとどまっている。オープンテキストやEMCジャパンは、今後パートナーと連携してSaaS提供を行う方針である。

「ECM」シェア(2011年度)
(出典:ミック経済研究所)

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