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「ネットワークブート型シンクライアント」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

公共向けや学校向けの需要が中心となっている「ネットワークブート型シンクライアント」市場。学校関連に強い代理店と連携してシェアを伸ばした1位のベンダーとは?

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 ミック経済研究所の調べによれば、2011年度のネットワークブート型シンクライアントの市場規模は、前年対比10.3%増の3億7000万円強と見込まれる。業種別では公共や学校が非常に高く、特に大学や高校のPC教室向けの導入が最も多い。ネットワークブート型の需要の中心は今後も学校向けとなると予測される。

 2011年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーが41.3%を獲得して1位になるとみられる。同社は、1つのマスターイメージに複数の環境を構築できる「マルチレイヤーノード方式」を採用した台湾のARGTEK COMMUNICATION製品「Phantosys」の提供を2008年に開始した。学校関連に強い販売代理店と連携して営業活動を行う。

 シトリックス・システムズ・ジャパンは、16%で2位になる見込みである。「Provisioning Server for Desktops」のライセンスが「XenDesktop」のEnterprise Edition以上のライセンスに含まれることとなり、単独ライセンスとしての売り上げが減少した。

 同率2位と見込まれるパナソニック電工インフォメーションシステムズは、2011年に米エクストリーミングテクノロジーの「VHD Professional」の販売を開始した。同製品の取り扱いによりネットブート型のシンクライアントの中でも提案の幅が広がった。既に学校向けに導入事例もあり、今後も文教ユーザーを中心に導入を進める。

「ネットワークブート型シンクライアント」シェア(2011年度)
(出典:ミック経済研究所)

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