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「統合ログ管理ツール」シェア(2012年度)シェア情報アーカイブ

ログの活用を検討するユーザーの増加になどで拡大するとみられる「統合ログ管理ツール」市場。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、2012年度の統合ログ管理ツール市場は、販売終了予定の製品からのリプレース需要が活発になったことに加え、収集したログの活用を検討するユーザーやPCI DSSを意識した案件数が増加傾向であり、市場は拡大するとみられる。

 主要需要層の企業規模は大手企業が中心で、業種は金融業、情報通信業、製造業が中心だ。最近は、ログを活用することで未知のセキュリティ脅威から予兆分析を行うといったニーズが増え、官公庁などでの販売も増加傾向である。

 市場占有率(2012年度見込み)を見ると、数量(社数)ベースで1位のベンダーは49.1%でリプレース案件や多様な活用用途を視野に入れた需要の獲得が進む。2位のベンダーは28.1%で、検索性や価格訴求力の優位が販売拡大につながった。3位のベンダーは6.1%で、不正アクセスのリアルタイム検知や予兆発見、コンプライアンス対応用途で導入を拡大した。

 一方、金額ベースでは、1位のベンダーは24.8%、2位が23.8%、3位が22.2%となる。金額ベースと数量ベースで2位と3位とが逆転しているが、上位3社は同様だ。

 主要ベンダーがログの活用用途を明確化する機能やサービスを強化し、幅広い活用用途に向けた提案によって2012年以降も市場は拡大すると予測される。

「統合ログ管理ツール」シェア(2012年度)
(出典:富士キメラ総研)

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