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「中小企業向け仕入/在庫管理ツール」シェア(2012年8月)シェア情報アーカイブ

システム連携性や、パートタイム従業員を考慮した習得のしやすさが重要視される「中小企業向け仕入/在庫管理ツール」市場。シェア情報を紹介する。

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 ノークリサーチの調べによれば、2012年8月時点で年商500億円未満の国内中堅・中小企業に、導入済みの仕入/在庫管理の製品やサービスのうち最も主要なものを尋ねた結果、導入社数ベースの市場占有率は、1位のベンダーが11.6%、2位9.4%、3位8.7%、4位5.8%で、2011年に比べ3位と4位が入れ替わった。

 新規利用の予定を尋ねた結果では3位のベンダーの製品が21.5%で最も多く挙げられた。上位4製品を合わせた導入社数シェアは、年商5億円以上50億円未満の中小企業層では4割、年商5億円未満の小規模企業層では7割に達する。今後も、中小・小規模企業層の顧客獲得が導入社数ベースのシェア順位を左右するだろう。

 端末環境を尋ねた結果、2011年から2012年にかけて、スマートフォンが1.4%から4.8%、タブレット型端末が1.4%から5.8%と、全体に占める割合はまだわずかではあるものの4倍程度の伸びを示した。ICタグや音声指示などと組みあわせたスマートデバイスの活用は、費用面などでまだハードルが高い段階とみられる。

 導入済みの製品やサービスの評価では、システム連携性やパートタイム従業員を考慮した習得のしやすさやが重要な評価ポイントだ。また、少量多品種対応やサプライチェーンといった戦略的な取り組みよりも仕入/在庫の分析での詳細化や精緻化が直近の重視事項とみられる。

「中堅・中小企業向け仕入・在庫管理ツール」シェア(2012年8月)
(出典:ノークリサーチ)

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