調査リポート
「タブレット端末」シェア(2012年):シェア情報アーカイブ
2012年、1292億円とみられる同市場。今後7インチサイズは電子書籍端末としての利用が中心になると予測される同市場。シェア情報を紹介する。
富士キメラ総研の調べによれば、2012年のタブレット端末の国内市場規模は1292億円と見込まれる。
市場占有率(金額ベース/見込)を見ると、市場を創出してきた1位のベンダーが70.4%を占める。防水・防塵(じん)やワンセグなどに対応した機種を提供している2位のベンダーが10.9%で、3位は7.6%、4位は5.5%となっている。
OS別では、数量・金額ともにiOSがAndroidの2倍以上を占めている。今回の調査ではキーボード付属の製品はノートPCに含めているため、Windowsの比率は小さくなっている。スマートフォンの国内市場ではAndroidのシェアが増加しており、今後のタブレットとスマートフォンの連動性の向上や、低価格タブレットの登場が、Android陣営には大きなシェア獲得のチャンスと考えられる。
画面サイズでは、10インチモデルが市場の中心となっており、今後もその傾向は続くとみられる。モバイルでの利用はスマートフォン、家庭での利用や旅行などでタブレットを利用するといった運用が多く、より画面の見やすい10インチが支持されると想定される。7インチ市場も今後シェアが拡大すると想定されるが、スマートフォンの大画面化が進む一方、7インチは電子書籍端末としての利用が中心となるものと推測されることから、10インチ市場以上の成長は難しいとみられる。
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