調査リポート
「中堅中小企業向けグループウェア」シェア(2013年7月):シェア情報アーカイブ
SaaS形態との併用なども進み、システム連携性が注目ポイントとみられる同市場。シェア情報を紹介する。
ノークリサーチの調べによれば、2013年7月時点で年商500億円未満かつグループウェアを導入済みの国内中堅・中小企業に、導入済みの製品・サービスのうち最も主要なものを尋ねた結果、導入社数ベースの市場占有率は、1位のベンダーが26.4%、2位が13.4%、3位が12.1%、4位が6.7%、5位が5.4%であった。
1位〜3位は2009年以降変動がないものの、2位は獲得シェアが近年大きく減少しており、移行手段が成熟してくると、ほかの製品への移行が急速に加速する可能性があるとみられる。SaaS形態のベンダーは着実にシェアを拡大しており、今後はSaaSを併用するケースも踏まえてシェアを把握していく必要がある。
2012年から2013年にかけてスマートデバイスでの利用率が増加しており、今後も高まるものと予想される。
SaaS形態との併用やBYOD(Bring your own device)をと伴うスマートデバイス活用が進むと、システム連携性が利便性を左右する要素となり、今後も注目しておくべき評価ポイントとみられているが、システム連携性に関する評価は、ユーザー企業から見た結果と実装面が一致していない。システム連携手段を豊富に用意しているのに評価が低いといった場合には、データ連携APIを使いこなせる販社・SIerが限られているなど、連携が可能であることをユーザー企業に積極的にアピールできていないことなどが要因とみられる。
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