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「中堅中小企業向け帳票システム」シェア(2013年7月)シェア情報アーカイブ

ASP・SaaS形態のサービスとして利用しているユーザー企業がここ数年増加している同市場。シェア情報を紹介する。

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 ノークリサーチの調べによれば、2013年7月時点で年商500億円未満かつ帳票システムを導入済みの国内中堅・中小企業に、導入済みの製品・サービスのうち最も主要なものを尋ねた結果、導入社数ベースの市場占有率は、1位のベンダーが21.6%、2位が8.5%、3位・4位がいずれも8.1%、5位が4.7%、6位が4.2%であった。

 シェア上位3社の順位は2011年から動きがなく、3社の製品が全体に占める割合も、2012年は41.5%、2013年は38.2%と大きな変化はない。2位と3位は中堅企業層への導入が比較的多く、1位は中堅企業層に加え、中小・小規模企業層への導入も見られ、対象年商の広さが全体シェアの差に表れていると考えられる。

 当該製品をASP・SaaS形態のサービスとして利用しているユーザー企業は、2011年、2012年、2013年にかけて、0.6%、0.7%、2.1%と2013年に増加している。ASP・SaaS形態の帳票は、ASP・SaaS形態の業務システム、特にCRMと併用されており、CRMでのASP・SaaS形態の増加が大きな要因であると考えられる。

 自社の要件への合致性では“独自開発システム”の評価が比較的高いが、初期費用の妥当性や、設定変更での機能の追加・変更のしやすさの評価では、“製品・サービス”の評価が“独自開発システム”よりも高く、“独自開発システム”から“製品・サービス”への遷移を促進する施策としては、こうした優位性を訴求することを検討する価値があると考えられる。

「中堅中小企業向け帳票システム」シェア(2013年7月)
(出典:ノークリサーチ)

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