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「BIツール」シェア(2013年)シェア情報アーカイブ

データ量が増える中、高速なDBアプライアンス製品の導入による基盤系システムの再構築とともに導入が進む同市場。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、2013年のBIツールの国内市場規模は、パッケージが270億円、クラウドが2億円で、合計272億円と見込まれている。

 パッケージの市場占有率(金額ベース・見込)を見ると、1位のベンダーは34.4%で、同社ERPと連携し業務データを分析するツールとしての導入が進んだ。2位は19.8%、3位は14.4%、4位は10.7%であった。5位のベンダーは8.5%で、比較的安価で使いやすい点が評価され、数量ベースではトップシェアを維持している。

 BIツールは分析の専門家に向けた単体製品から、統一された企業システム基盤上で分析データを提供する基盤製品へと位置付けが変化している。一般的なビジネスデータもデータ量が急速に増えており、高速なDBアプライアンス製品などの導入による基盤系システムの再構築とともに、BIツールの導入がおこなわれている。

 データの高速リアルタイム処理、将来を予測するビジネス・アナリティクスといった先進的な情報基盤や、分析システム構築に伴うBIツールの導入需要の拡大が期待されており、パッケージ製品市場は順調に推移するとみられる。クラウド市場は、SaaS型アプリケーションサービスと連携しビジネスレポートを提供するダッシュボード型サービスが主体である。今後もクラウド上の業務アプリケーションと連携したサービスの提供が主体とみられる。

「BIツール」シェア(2013年)
(出典:富士キメラ総研)

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