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クライアント端末の利用環境(2013年)IT担当者300人に聞きました(4/4 ページ)

現在利用中の「端末」「OS」「オフィススイート」は? 今後1年以内でクライアント端末の導入予定者が検討している端末タイプは?

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標準WebブラウザはIE 8が4割超えも、今後はIE 10、IE 9が有力視される傾向に

 次に、標準のWebブラウザについて尋ねた。全体で見ると、1位は「Microsoft Internet Explorer 8」で44.6%、2位は「Microsoft Internet Explorer 9」で21.7%、3位は「Microsoft Internet Explorer 10」で11.9%、4位は「Microsoft Internet Explorer 6」で9.3%、5位は「Microsoft Internet Explorer 7」で6.7%、同率6位は「Mozilla Firefox」と「Google Chrome」で2.3%と続く結果となった(図4)。

 企業規模別で見ると、規模の大きい企業に比べ、100人以下の企業で、Mozilla FirefoxやGoogle Chromeが比較的取り入れられている傾向にある。大企業には、Internet Explore専用に作りこんだWebアプリがたくさんある可能性があり、継続して利用したいと考えるところも少なくないだろう。

 続いて、Webブラウザのリプレースを検討しているかを尋ねたところ、「検討していない」が81.0%、「検討している」が19.0%となった。その中で「検討している」と回答した方にリプレース候補のWebブラウザを聞いたところ、1位が「Microsoft Internet Explorer 10」で60.0%、2位が「Microsoft Internet Explorer 9」で24.6%、3位が「Microsoft Internet Explorer 8」で7.7%という結果となった。

標準のWebブラウザ
図4 標準のWebブラウザ

クライアントPCのセキュリティ強化を検討しているのはわずか1割にとどまる

 最後に、クライアントPCのセキュリティ強化について尋ねた。クライアントPC上で実施しているセキュリティ対策について聞いたところ、1位は「ウイルス対策」で96.3%、2位は「スパイウェア対策」で62.1%、3位は「メールフィルタリング・迷惑メール対策」で55.4%、4位は「HDDの暗号化」で33.1%、5位は「外部メディア(USBやCDなど)の無効化」で26.3%と続く結果となった。

 その他、「操作履歴収集ツールの導入」といった意見も寄せられ、IT資産管理ツールなどを使って操作ログを取得することで従業員のPC利用を監視、抑止して対策していることも分かった。

 また、今後1年以内にセキュリティの強化を検討しているかを尋ねた。検討している人は10.8%、検討していない人は89.2%となった。さらに「クライアントPCのセキュリティ対策の強化を検討している」と回答した人にその具体的な内容を尋ねたところ、1位は「シンクライアントソリューションの導入」で41.7%、2位は「電子メールの暗号化」で36.1%、3位は「外部メディア(USBやCDなど)の無効化」で30.6%と続く結果となった。

 続いて、社外へのPCの持ち出しを認めているかを尋ねたところ67.7%が「認めている」と回答した。「認めている」と回答した人の中で、社外に持ち出すPCに関して実施しているセキュリティ対策を尋ねたところ、1位は「HDDの暗号化」で70.8%、2位は「ファイル暗号化ツールの導入」で37.7%、3位は「外部メディア(USBやCDなど)の無効化」で26.4%となった。

 その他のコメントからは、「持ち出し専用PCの設定」や「ワンタイムパスワードの設定」「BIOSのパスワードの設定」といった意見が多く寄せられた。

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