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「文書管理ツール」シェア(2013年度)シェア情報アーカイブ

2013年度、139億円超となった文書管理ツール市場。今後、中堅・中小企業向けの実績拡大が期待される同市場。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、2013年度の文書管理ツールの国内市場規模は、パッケージで105億円、クラウドで41億円の、合計146億円と見込まれる。

 当該製品は、大手企業を中心に利用されており、中堅・中小企業ではファイルサーバなどのオプションとして提供されている文書管理機能を利用するなど、IT投資の優先順位が低いとみられる。クラウドに関しては、外部企業と共有する必要がある一部の文書に利用されるなど、パッケージとの使い分けがおこなわれている。

 ベンダー別の市場占有率(金額ベース)を見ると、パッケージでは、1位のベンダーが17.1%、2位が14.3%、3位が10.5%で、クラウドでは、1位のベンダーが26.8%、2位が12.2%、3位が11.0%と見込まれる。

 パッケージ1位のベンダーは、複写機などの自社ハードウェアと文書管理ソリューションを併せて提供して実績を積んでいる。同3位のベンダーはタブレット連携のニーズが高く、今後スマートデバイス対応案件を取り込んでいくとみられる。

 今後当該市場は、中堅・中小企業向けで実績が拡大すると期待される。クラウド市場ではキャリア系の事業者がデータセンタサービスの一環として低価格サービスを提供しており、リプレースや営業部門などでの情報共有需要を獲得している。加えて、スマートデバイス対応を目的とした導入も増加しており、市場拡大要因と考えられる。

「文書管理ツール」シェア(2013年度)
(出典:富士キメラ総研)

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