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企業におけるログの管理状況(2013年度):IT担当者300人に聞きました(5/5 ページ)
306人を対象に「企業におけるログの管理状況(2013年)」を調査。ログの取得頻度は64.1%が「不定期」である現状などが明らかになった。
ログを管理しない理由は、「企業規模が小さい」「活用の仕方が分からない」と続く
最後に、ログを「管理していない」と答えた人に、その理由を尋ねた。その結果、1位は「規模が小さいため不要」47.8%、2位は36.2%と同率で「ログを収集しても活用の仕方が分からない」「ログ管理に関して知識があまりない」、4位は「収集するログが不明確」18.8%と続いた。
前述した通り、ログによって不正アクセスやウイルス感染、内部不正を事前に予見、発見できたケースは全体の約17%であった。これを少ないと取るか多いと取るかは企業のセキュリティに対する考え方によって変わってくる点だが、少なくとも社内外問わず情報漏えい事件が多発し、社会問題化する昨今、その対策の一環として定期的にログをチェックしていく体制作りが必要になってくるだろう。
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