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「インターネットVPN」シェア(2013年度)シェア情報アーカイブ

2013年度、199億円と見込まれる同市場。今後中小企業のネットワーク需要の喚起・獲得が重要になると考えられる。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、2013年度のインターネットVPNの国内市場規模は199億円と見込まれる。

 インターネットVPNは低価格・マネージドサービスとして提供される点を強みとして、流通・サービス・製造といった多拠点を有するユーザーの需要が高い。業務システムの導入や更改をきっかけに導入されているため、ユーザーの業務システムの構築またはアウトソーシングを得意とする事業者の実績が拡大している。

 市場占有率(金額ベース・見込)を見ると、1位の事業者が25.6%。業務システム構築を提供したユーザー向けを中心に販売が好調で、2013年度は大型案件なども獲得しており、事業拡大が見込まれる。2位は23.5%で、モバイルアクセスを活用した大型案件もあり、堅調な拡大が見込まれる。3位は14.1%で、同社が構築した業務システムの更改や新設を契機として当該サービスも提供している。4位は7.9%で横ばい傾向、5位は4.9%、6位4.6%となっている。

 高速・低遅延のLTEサービスが登場したことで、今後メイン回線としての提案機会が増加することも考えられる。今後市場を拡大していくためには、LTE対応によるアクセス手段の多様化と、クラウドサービスでの付加価値提供により、中小規模企業のネットワーク需要の喚起・獲得が重要になるものとみられる。

「インターネットVPN」シェア(2013年度)
(出典:富士キメラ総研)

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