調査リポート
「サーバ」シェア(2013年第4四半期):シェア情報アーカイブ
2013年第4四半期、前年同期比7.0%増となった同市場。今後も、x86サーバが動向を左右するとみられる。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2013年の国内サーバ市場規模は、前年比1.1%増の4608億円であった。x86サーバは、情報サービス関連に加え金融/製造/官公庁関連の大口案件も目立ったほか、部材コストの上昇やサーバ統合を背景に平均単価が前年比14.3%増となり、x86サーバが市場全体に占める割合は63.1%となった。
ベンダー別の市場占有率(金額ベース)を見ると、上位2社がいずれも20.6%で、1社はx86サーバ、もう1社はメインフレームが好調であった。3位は17.1%で前年の2位から1つ順位を落とした。
同市場の2013年第4四半期(10〜12月)の出荷額は、前年同期比7.0%増の1147億円であった。市場占有率(金額ベース)を見ると、1位のベンダーは23.6%で、メインフレーム/x86サーバ/IA64サーバが前年同期比でプラス成長となった。2位は20.1%、3位は17.1%で、いずれも前年同期から順位を1つ落とした。
製品別では、x86サーバで上位5社全てが前年同期比2桁のプラス成長となった。IA64サーバは6期連続、RISCサーバは8期連続のマイナス成長であった。また、メインフレームでは、1社を除き、前年同期比2桁のマイナス成長となった。
今後も国内サーバ市場は、x86サーバが市場の動向を左右するとみられる。
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