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「無線LAN子機」シェア(2013年度)シェア情報アーカイブ

2013年度、2億円と見込まれる同市場。大学や企業で利用される古いワークステーションなど根強い需要がある。シェア情報を紹介する。

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 富士キメラ総研の調べによれば、2013年度の無線LAN子機(エンタープライズ分野)の国内市場規模は、数量で1万6000台、金額で2億円と見込まれる。

 エンタープライズ分野での無線LANの導入率はコンシューマー分野に比べ低くなっているが、オフィス内でのスマートデバイスの利用機会が増えることで、無線LAN自体はエンタープライズ分野でも拡大していくとみられる。一方子機は、工場/学校/医療現場などの無線機能のない機器での利用が中心である。無線LANカードからUSBタイプへと需要は移っていたが、PCやスマートデバイスなど無線LANを内蔵した製品の拡大により、需要は年々低くなっており市場は縮小するとみられる。

 ベンダー別の市場占有率(2013年度/見込)を見ると、数量では1位のベンダー43.8%、2位が31.3%、3位が6.3%。金額では上位2社が45.0%で同率1位、3位が5.0%となっている。無線LANモジュール内蔵タイプのハードウェアが増加している影響で各ベンダーともに売上を減少させている。

 大学や企業で利用されている古いワークステーションやメインフレームなど根強い需要があるが、新しい需要は見いだせていない。通信方式IEEE802.11ac対応の無線LANルーターが市場で大きなシェアを占める頃には、子機ではなく内蔵された製品での接続が中心になるとみられており、多くのベンダーでは撤退を開始し、在庫限りで対応する製品がほとんどである。

「無線LAN子機」シェア(2013年度)
(出典:富士キメラ総研)

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