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メールシステムとセキュリティ対策状況(2014年度):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
IT担当者359人にメールセキュリティの実態調査を実施した。「電子メールの利用状況」「関連するトラブル」「セキュリティ対策」などが明らかになった。
大企業で導入が進む「メールセキュリティ対策」、誤送信対策は中小企業の約4倍
次に、「実施しているメールセキュリティ対策」について尋ねた(図3)。1位は「ウイルス対策」で93.9%、2位は「スパムメール対策」で73.8%、3位は「メール誤送信対策」で27.1%、4位は「メール暗号化」で25.1%、5位は「メールアーカイブ・フィルタリング」で24.5%いう結果となった。
前回の2012年の調査と同様、ウイルス対策やスパムメール対策の割合は全体的に高い傾向にあり、また、「メール誤送信対策」「メール暗号化」においては、従業員規模が大きくなるにつれて導入率が高くなっている。
特に、「メール誤送信対策」は100人以下の中小企業が10.7%に対し、1001人以上の大企業では38.8%と、その差は約4倍にも及ぶ。全体順位の目立った変化としては、「誤送信対策」が前回調査では5位だったのに対し今回の調査では3位に浮上した。
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