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オンラインストレージの利用状況(2014年度)IT担当者300人に聞きました(1/5 ページ)

IT担当者353人にオンラインストレージの実態調査を実施した。利用状況、利用用途、満足度、重視ポイント、導入しない理由などが明らかになった。

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 キーマンズネットでは、2014年5月14日〜2014年5月29日にかけて「オンラインストレージの利用状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数353件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の41.6%、一般部門が58.4%という構成比だった。

 今回聞いたのは、利用中または検討中のオンラインストレージの「利用状況」「利用用途」「満足度」「重視ポイント」「利用しない理由」など、オンラインストレージの導入状況を把握するための質問だ。その結果、全体の利用率は21.0%で、利用している企業の74.3%は満足していることが明らかになった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承頂きたい。

オンラインストレージ利用は約2割、中小企業での個人利用は約半数が「規則なし」

 最初に「オンラインストレージの利用状況」について尋ねた(図1)。「既に利用している(追加・リプレースなし)」が19.5%、「既に利用している(追加・リプレースあり)」が1.4%、「新規で利用を検討している」が3.7%、「必要性を感じるが利用は検討しない」が31.4%、「必要性を感じない」が43.9%と続いた。

 まとめると、全体では20.9%が利用中、5.1%が検討中という結果となった。ちなみに前回の2012年の調査では、全体では11.8%が利用中、7.5%が検討中であったことから、2年間で利用中の割合が2倍近くまで増加している実態が分かった。

 関連して、「会社でオンラインストレージの個人利用を認めているか」について尋ねたところ、1位は「許可していない」で61.2%、2位は「特に規則を設けていない」で28.6%、3位は「許可している」で10.2%という結果だった。

 この結果を従業員規模別に見ると、従業員規模が小さくなるほど「特に規則を設けていない」割合が高くなる傾向にあった。特に100人以下の中小企業に関しては、46.1%と約半数の企業が「特に規則を設けていない」と回答し、会社での個人利用を黙認していることが判明し、18.4%と約2割の企業が「許可している」と回答する結果となった。

利用状況
図1 利用状況

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