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デスクトップ仮想化の導入状況(2014年度)IT担当者300人に聞きました(1/5 ページ)

IT担当者349人にデスクトップ仮想化の実態調査を実施した。導入状況、導入目的、重視ポイント、満足度、導入しない理由などが明らかになった。

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 キーマンズネットでは、2014年5月28日〜2014年6月4日にかけて「デスクトップ仮想化の導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数349件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の44.4%、一般部門が55.6%という構成比だった。

 今回聞いたのは、利用中や検討中のデスクトップ仮想化の「導入状況」「導入目的」「重視ポイント」「満足度」「導入しない理由」など、デスクトップ仮想化の導入状況を把握するための質問だ。

 その結果、企業規模別に見ると大企業でも34.0%がデスクトップ仮想化を「理解していない」ことが判明した。また、全体の導入率は19.4%で、導入目的としては半数以上が「セキュリティの強化」を挙げていることが明らかになった。さらに、導入している企業の64.7%から満足との回答を得た。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

デスクトップ仮想化製品、いまだ「理解していない」が40.4%、導入率は19.4%に

 最初に「デスクトップ仮想化製品の理解度」について尋ねた。全体で「理解はしているが、あまり差異がないように感じる」が48.5%、「理解していない」が40.4%、「理解していて、製品ごとの特長が分かっている」が11.1%という結果となった。

 企業規模別で見ると「理解していない」と回答したのは、100人以下の中小企業では47.7%と約半数、1001人以上の大企業でも34.0%という結果となり、デスクトップ仮想化製品に関する理解はあまり進んでいないという現状が分かった。

 次に「デスクトップ仮想化の導入状況」について尋ねた(図1)。「既に導入済みである(追加・リプレースなし)」が18.3%、「既に導入済みである(追加・リプレースあり)」が1.1%、「新規で導入を検討している」が2.6%、「必要性を感じているが、導入時期は未定」が28.1%、「必要性を感じない」が49.9%と続いた。まとめると、全体では19.4%が導入済み、3.7%が検討中という結果となった。

 また、「導入済み」の19.4%を従業員規模別で見たところ、100人以下の中小企業で8.3%、101人〜1000人以下の中堅企業で17.5%、1001人以上の大企業で32.2%と、従業員規模が大きくなるにつれて導入済みの割合が大きくなる傾向にあり、100人以下の中小企業と1001人以上の大企業では約4倍もの開きが出た。

導入状況
図1 導入状況

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