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SFAを「現場」で使われるツールにする方法IT導入完全ガイド(3/4 ページ)

「現場でのメリットが感じられない」。導入したものの使われなくなってしまうSFA。現場で活用されるSFAは何が違うのか?

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効率的な訪問活動を支援するマッピングアシスト機能

 次に紹介するのは、SFAツールのオプション製品である電子秘書システムが提供する機能だ。スマホに搭載されるGPSを利用して、外出中の営業担当者に現在地周辺の顧客企業の場所を地図表示するマッピングアシスト機能という。

 イメージしやすい活用方法は、ルート型の営業活動において、地図上に表示された顧客企業を効率的に回るという使い方だ。空き時間を利用した「ついで訪問」も可能になる。

 その際には訪問先に事前に連絡を入れておく必要があるが、地図情報は顧客情報ともリンクしており、電話番号やメールアドレスもその場で分かるので手間はかからない。ちなみに地図上に表示させる顧客の場所は、SFAツール側の顧客や案件をリスト化して保管するターゲットリストという機能を使って登録する。

 マッピングアシスト機能は、例えば自動販売機や複合機などモノを起点に集金やメンテナンスを行う場面や、顧客数がそれほど多くなく、長期間にわたって1つの案件を追いかける案件型の営業活動においても、今いるエリアでしばらく行っていない顧客や、先任者から引き継ぎを受けたままで放置している案件、あるいは過去の失注先を掘り起こす際にも有効となるものだ。

 さらに、任意の重点活動件数をダービー形式で競い合う仕組みによって営業活動を見える化する。また、商談情報や次回訪問予定の情報を入力すると「コイン」がたまり、それに応じて電子秘書の着せ替えアイテムがゲットできるといったゲーミフィケーションを採り入れたことで、楽しみながら営業活動に取り組める。

マッピングアシスト機能
図3-1 マッピングアシスト機能(出典:NIコンサルティング)
キャンペーンダービー
図3-2 キャンペーンダービー(出典:NIコンサルティング)
コイン貯金
図3-3 コイン貯金(出典:NIコンサルティング)

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