調査リポート
「スマートフォン」シェア(2014年第1四半期):シェア情報アーカイブ
651万台の出荷で前年同期比4.4%減となった2014年第1四半期の国内スマートフォン市場。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2014年第1四半期(1〜3月)国内スマートフォンの出荷台数は、前年同期比4.4%減の651万台であった。
スマートフォンと従来型携帯電話の合計でも、前年同期比4.4%減の914万台となり、1000万台超の出荷実績を記録した前四半期(2013年10〜12月)から一転して、マイナス成長となった。この主要因として、国内通信事業者がそろって販売不振端末の在庫調整を実施したことが挙げられる。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが67.4%と更にシェアを拡大させる傾向が続いている。2位は12.1%、3位は10.6%、4位は3.5%、5位は3.4%であった。
今後の見通しに関しては、2014年3月末以降、総務省の指導により通信事業者の販売奨励金戦略が大幅に見直されたことから市況が一変し、販売台数が減少傾向にある。これにより2014年第2四半期(4〜6月)は、携帯電話市場全体が前年同期比ベースでマイナス成長が続く可能性が高いとみられる。
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