Windows Server 2003サポート終了に伴う対策状況(2014年度):IT担当者300人に聞きました(1/4 ページ)
「Windows Server 2003サポート終了に伴う対策状況」を1472人に聞きた。Windows XPのリプレース時より経営層の関心が薄いという声が挙がった。
キーマンズネットでは、2014年7月2日〜2014年7月18日にかけて「Windows Server 2003サポート終了に伴う対策」に関するアンケートを実施した(有効回答数1472件)。回答者の内訳は、情報システム部門が全体の72.8%、一般部門が27.2%という構成比だった。
今回聞いたのは、延長サポート期間が2015年7月15日(日本時間)に終了するWindows Server 2003の「現在の利用状況」や「サポート終了に伴う対策」「対策の実施時期」など、サポート終了に伴う対策状況を把握するための質問だ。その結果、現在Windows Server 2003を利用している企業は約半数であり、そのうち半数近くが対策計画を検討中もしくは検討予定と回答し、まだ方針が固まっていないことが分かった。
なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
Windows Server 2003を現在利用している企業は約半数。うち半数近くが対策検討中
最初にWindows Server 2003の「現在の利用状況」について尋ねた(図1-1)。「利用している」が46.9%、「利用していない」30.3%、「分からない」22.3%、「その他」が0.5%であり、現在でも約半数がWindows Server 2003を利用している現状が明らかになった。
続いて「利用している」と答えた人にサポート終了に伴う対策状況を尋ねた(図1-2)。「既に対策を実施済み」が22.8%。「対策計画を検討済み、継続利用を決定」が23.4%、「対策計画を検討中」が34.4%、「これから対策計画を検討予定」が11.2%、「分からない」が7.4%、「その他」が0.9%だった。
まとめると継続利用の決定を含め「対策計画を検討済み、実施済み」が46.2%で、これから検討する人を含め「対策計画を検討中」が45.6%と、サポート終了に伴う対策を講じる必要のある企業がまだまだ多いことが分かった。
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