調査リポート
「PC」シェア(2014年第3四半期):シェア情報アーカイブ
前年同期比19.9%減の304万台となった、2014年第3四半期の国内クライアントPC市場。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2014年第3四半期(7月〜9月)の国内クライアントPC出荷台数は304万台、前年同期比19.9%減であった。そのうち、ビジネス市場が192万台、同比26.1%減、家庭市場は112万台、同比6.4%減であった。
Windows XPサポート終了に伴う需要の反動と、家庭市場の冷え込みの影響を受け、前期(4月〜6月)のプラス成長から反転し、前年同期比でマイナス成長になったとみられている。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーは29.1%で、前年同期比11.7%減。ビジネス市場は同比19.5%減であった。2位のベンダーは17.2%で、同比31.0%減。ビジネス市場は同比30.9%減で家庭市場ともども大きなマイナス成長であった。3位のベンダーは12.6%で、同比8.4%減。ビジネス市場が同比16.5%減、家庭市場が7.0%増となり前期より順位を1つ上げた。4位のベンダーは10.3%で、同比23.0%減。ビジネス市場が不調で同比29.9%減となり順位を下げた。5位のベンダーは9.0%で、同比34.8%減。ビジネス市場は同比43.3%減であったが、家庭市場が非常に高い伸びであった。
同期の家庭市場の出荷台数は、実需と乖離(かいり)し想定よりも上ブレしているとみられている。そのため現在在庫がダブつき気味となっているため、2014年第4四半期(10月〜12月)は2桁マイナスになる可能性が高いと分析されている。
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